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取扱説明書の重要性


3.PL法と販社の関係

よく「PL法は製造者の責任だから販社には関係ない」と言われる方がいます。

でも、実は「PL法」は「製造者責任法」ではなく「製造物責任法」=「製造に対する法律」ですので、製造者のみが関係する法律ではないのです、

さらによく条文を読むと、「製造業者等は、引き渡した製造物の欠陥により他人の生命、身体又は財産を侵害したときは〜」と書かれています。この「〜等」には
その製品を開発製品化した製造者の他、その製品を世の中に販売、修理するなど、その製品に関わった国内事業者全てが含まれると最近は解釈され、製造者以外の業者の責任が厳しく問われています。

また、改正消費生活用製品安全法では、「商品に起因する重大事故」が起こった際、国への届出を法律で義務付けしています。自社が販売した商品が、知らないうちに公的機関に届出されてしまうこともあるでしょう。このとき取扱説明書の提出は必須ですが、もし取扱説明書に「書かれているべき必要事項」が書かれていなかったら…。

こんなことのないよう、日頃から取扱説明書に目を向け、不備がないことを確認することが大切です。